モラハラ夫がパートナーに対して厳しい態度を取る一方で、子供には非常に優しいというケースは少なくありません。
自分の味方につけるためなのかと警戒してしまいますよね。
この記事ではモラハラ夫が子供には優しい理由や心理、そしてその影響について詳しく解説します。
特に母親としてどのように対策を講じるべきかについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
モラハラ夫が子供には優しいのはなぜ?
モラハラ夫が子供には優しく接する理由にはいくつかの背景や心理が存在します。
以下では代表的な理由を解説していきます。
自分の支配力を維持したいから
モラハラ夫は家庭内での支配権を握りたいという強い欲求を持っています。
子供に優しく接することで子供を自分の味方につけ、家庭内の力関係をコントロールしやすくすることが目的です。
子供が夫の味方になることでパートナーへの影響力を強化し、彼女を孤立させることができます。
家庭内での対立を避けたいから
家庭内での不和を最小限に抑えたいという考えから、夫は子供に対して優しく振る舞うことがあります。
もし夫が子供に厳しく接してしまえば、家庭内での対立が深まり、自分自身が不利な立場に立たされる可能性があります。
それを避けるためにあえて子供には優しくするのです。
社会的な評価を保ちたいから
モラハラ夫は家庭外での評価を気にすることが多いです。
特に「良い父親」として周囲から見られたいという欲求が強く、外部からの目を意識して子供には優しく接することがあります。
家庭外でのイメージを守るため、子供には優しい態度を取り続けるケースが見受けられます。
モラハラ夫が子供に優しくする心理
モラハラ夫が子供に優しくする背景には、単純な父性愛だけではなくさまざまな心理的な要素が絡んでいます。
ここでは主にその心理的な側面に焦点を当てていきます。
子供を利用してパートナーをコントロールするため
モラハラ夫は子供をパートナーに対するコントロール手段として利用することがよくあります。
例えば子供に優しく接することで、母親が孤立感を覚えたり罪悪感を持ったりするように仕向けます。
これにより夫は母親に対して精神的な優位性を保とうとします。
外部から良い父親と見られたいから
モラハラ夫は外部の人々からの評価を気にしがちです。
特に家族や友人、近隣住民、職場の同僚などから「良い父親」として認識されることを重視します。
そのため外で子供と接する時には特に優しい態度を取りますが、それは周囲からの評価を得るための行動にすぎないことが多いです。
自分の非を隠したい心理が働いているから
モラハラ夫は自分の非や過ちを認めることが難しい傾向にあります。
子供に優しく接することであたかも自分が家庭内での問題の原因ではないかのように装うことがあります。
こうして責任転嫁や自分の行為を正当化しようとする心理が働いているのです。
モラハラ夫が子供には優しい時の家庭への影響
モラハラ夫が子供に優しく接することで、家庭全体にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。
ここではその具体的な影響について解説します。
子供の混乱を招く
子供にとって父親が優しく接する一方で母親が苦しんでいる姿を見ることは非常に混乱を招きます。
子供はどちらの言い分が正しいのか、誰を信じるべきなのか分からなくなり、精神的なストレスを抱えることになります。
こうした混乱は子供の健全な成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
母親への不信感を助長する
モラハラ夫が子供には優しく接する一方で、母親がストレスを抱えている場合、子供は母親に対して不信感を持つことがあります。
「なぜ母親はこんなに不機嫌なのか」
「父親は優しいのに母親は悪い人なのかもしれない」
といった誤解が生まれ、母親との関係が悪化することがあります。
家庭内の力関係が崩れる
モラハラ夫が子供に優しく接することで、家庭内の力関係が大きく変わることがあります。
特に子供が父親の言動を支持するようになると、母親が孤立し家庭内での発言権を失う危険性があります。
こうした力の不均衡は家庭全体の調和を乱し、さらなる対立を生む原因となります。
モラハラ夫が子供を味方につけるための典型的な手口とは?
モラハラ夫が子供を味方につけるために取る手口は非常に巧妙で多様です。
以下に代表的な手口を紹介します。
物やお金で子供を誘惑する
モラハラ夫は物やお金を使って子供を味方に引き込むことがあります。
例えば特別なプレゼントを与えたりお小遣いを増やしたりすることで、子供が父親を好意的に感じるように仕向けます。
これにより子供は父親の側に立ちやすくなり、母親との関係に亀裂が生じることがあります。
母親の悪口を吹き込む
モラハラ夫は子供に対して母親の悪口を吹き込むことで、母親への不信感を植え付けようとすることがあります。
「お母さんは君のことを理解していない」
「お母さんが怒るのは君のせいではない」
などといった言葉を使い子供の心に疑念を抱かせます。
子供に対して過度に甘やかす
モラハラ夫は子供を過度に甘やかすことで、自分が「良い親」として認識されるように仕向けることがあります。
例えばルールを守らせない、宿題をさせないなど、子供に対して無責任な行動を取ることもあります。
これにより子供は短期的には喜びますが、長期的には家庭内での規律が崩れ混乱を招く原因となります。
モラハラ夫の態度が子供に与える影響とは?
モラハラ夫が子供に優しく接する一方で母親に対して厳しい態度を取り続けると、子供にはどのような影響が及ぶのでしょうか。
以下に主な影響を挙げていきます。
子供の精神的な成長に悪影響を与える
父親が母親に対して攻撃的な態度を取りながらも子供には優しく接することで、子供は混乱を抱えます。
このような矛盾した環境下では子供は精神的に不安定になりやすく、健全な成長が妨げられることがあります。
また子供が将来的に人間関係において支配的な態度を学んでしまう可能性もあります。
親子関係が歪む
モラハラ夫の行動によって親子関係が歪むことがあります。
特に子供が父親の言動に影響され母親との関係が悪化するケースが多く見られます。
このような歪んだ関係は家庭内の調和を損ね、子供にとってもストレスの原因となります。
子供の自己肯定感が低下する
モラハラ夫が母親を攻撃し子供に優しくすることで、子供は自分自身の価値について混乱することがあります。
「自分は父親にとって価値があるのかもしれないが、母親には何か問題があるのかもしれない」といった不安を抱き、結果的に自己肯定感が低下する可能性があります。
モラハラ夫が子供には優しい時に母親が取るべき対策
モラハラ夫が子供に対して優しく接しつつ母親に対して支配的な態度を取る場合、母親はどのように対処すべきでしょうか。
以下にいくつかの対策を紹介します。
第三者に相談する
まず信頼できる友人や家族、あるいは専門のカウンセラーに相談することが大切です。
自分一人で問題を抱え込まず外部の視点からアドバイスを受けることで、冷静な判断を下すことができます。
また相談することで精神的な負担を軽減し、問題解決に向けた第一歩を踏み出すことができます。
子供とオープンなコミュニケーションを取る
子供と率直に話し合い父親の行動について感じていることを聞くことが重要です。
母親として子供に寄り添い父親の行動が正しいかどうかを一緒に考える場を作ることで、子供が混乱から抜け出しやすくなります。
また子供が不安を感じている場合は安心感を与えることが大切です。
法的手段を検討する
状況が深刻な場合、法的な手段を検討することも必要です。
モラハラが進行し家庭内での対立がエスカレートする場合は、弁護士や家庭裁判所に相談することで法的な保護を受けることができます。
特に子供の精神的な健康が危ぶまれる場合は早急に行動を起こすことが求められます。
まとめ:モラハラ夫が子供には優しい理由とその影響
モラハラ夫が子供には優しく接する理由は、自分の支配力を維持したい、家庭内の対立を避けたい、そして社会的評価を守りたいといった複雑な心理が絡んでいます。
そこには子供を味方につけるためという下心が働いている場合も多くあります。
しかしその行動は家庭にさまざまな悪影響を及ぼし、特に子供の成長に深刻な影響を与える可能性があります。
そのまま放置すれば、子供には優しいことで子供を味方につけ、母親だけが孤立してしまいかねません。
母親としては冷静に対処し、必要であれば第三者の助けや法的手段を検討することが重要です。
子供の健全な成長を守るためにもしっかりとした対策が求められます。
コメント
モラハラ夫、高1娘、中1息子、わたしの4人家族です。
この記事まさにビンゴで、ウチのことかと思いました。
罵声やののしりこそないものの、基本「マウント」「絶対謝らない」「オレは悪くない」「自分の立場が悪くなると、こっちの非のある話にすり替える」…モラハラ夫です。
娘が中2のとき、ある日からわたしと口をきかなくなりました。モラハラ夫はそこに乗っかりました。
娘が何をしても怒らない、ほしいものは惜しみなく金を出す、塾も行かせ、私立高校にも入れてあげ、娘がわたしが作ったゴハン食べなくてもコンビニ弁当を部屋に届けてあげ…とにかく「いいパパ」おかげで娘もモラハラ夫サイド、息子もパパサイドになりました。
モラハラ夫が休みの日は、わたしが仕事から帰ると3人ですき焼き食べてたときがありました。もちろんわたしの分は残ってません。
我が家ではもう3:1の構図が出来上がっていて完全アウェー、わたしがイジメのような状態になってても当たり前のようになっています。
モラハラ夫とは、いずれリコン一択です。
ですが今リコンしたら、間違いなく子供たちはパパについていき、モラハラ夫の思うツボになります。それがイヤで、今はこの状態をガマンしている状況です。
モラハラ人間は自分が正しいと思ってるんでしょうが、子供たちはこの状況を何とも思わないのでしょうか?そういう大人になってしまう事がこわいです。